マスタリングについて、音楽制作の流れとともに解説しています。

音楽制作の流れ

音楽制作の手順に従って概要を説明しています。

目次(1)

はじめに
準備、音源の配線など
DAWソフトの設定
作曲・アレンジ、打ち込み
ドラムループ
レコーディング

目次(2)

ミキシング
MIDIデータ
オーディオデータ
マスタリング
CDへ焼く&mp3
DTM・DAW作曲講座 >> 音楽制作の流れ >> マスタリング

マスタリング


「マスタリング」

いよいよ音楽制作ダイジェストも終盤です。

マスタリングが、楽曲制作の最後の作業になります。


●「マスタリングとは」

楽曲に対して、最終的に行う音質や音量の調整のことです。

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またCD制作の場合においては、曲間や曲順を決定することもマスタリングと呼びます。

ミキシングとマスタリングの違いをわかりやすくするために、比較してみます。

○「ミキシング」
パート(例:ギターやドラムなど)ごとのボリュームや音質を調整

○「マスタリング」
曲全体のボリュームや音質を調整

このようになります。

マスタリングは、ステレオファイル(2MIXといいます)に書き出した後に
行う作業です。

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●「コンプとEQ」

マスタリングでも主に使われるのはコンプとEQです。

コンプとEQについては本当はミキシングのところで解説すべきだったんです が、忘れていましたので(すみません)今回簡単に解説しておきます。


○「コンプ」
正式名称はコンプレッサーですが、ネットでも雑誌でも「コンプ」と表記されることが多いです。
音を整えるエフェクターです。

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○「EQ」
イコライザーという音質を変化させるエフェクターです。
こちらもEQと表記されることが多いので、覚えておきましょう。


ちなみに、ミキシングの作業においては、コンプの使い方が一番重要だと言 われています。


●「実際の作業」

マスタリングでは最終的な調整をするだけなので、大きな音質変化などはさ せないのが基本です。積極的な音質変化をするのであれば、ミキシングの段 階で行いましょう。

聴きやすいサウンドにするために、EQを少し使うという程度のものです。

このように最終的にEQをかけることをトータルEQと呼んだりしますが、か なり経験を積まないと判断が難しいので、よくわからないのであれば、何も しなくても構わないと思います。


●「音質と音量」

ご自分の楽曲の入ったCDを作った経験のある方もいると思います。

市販されているCDなどの音量と、自分で制作したCDの音量の差に気づいた ことはありませんか?


最近ではJ-POPなどでも、音量が目一杯上げられて収録されています。音量 を稼ぎ過ぎという意見もあったりはしますが、やはり音量があった方が迫力 が出せていいんだと思います。

ですが、この音量を上げるというのは非常に難しいものです。
ただ音量をあげただけでは音が割れたり潰れたりしてしまいますから。

プロのエンジニアの方などはコンプでうまく音を整えながら、限界まで音量 をあげてます。



●「マキシマイザー」

この音量と音圧を稼ぐのに特化したコンプの一種のことを、「マキシマ イザー」といいます。有名なのは、wavesL1というプラグインです。

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WAVESNative Power PackDTMソフト
(L1はNativePowerPackにバンドルされています。)

代理店URL
http://www.minet.jp/waves/


このプラグインは各ネイティブ(VST/MAS/RTAS/DX)に対応しています。
ここでは紹介していませんが、TDM版もあります。

マキシマイザーの元祖とも言える存在で、覚えておいて損はないと思います。

最近では、いろいろなメーカーから似たようなのがでてるみたいです。


●「フリーソフト」

「SoundEngineFree」というソフトがあるのですが、このソフトはフリーと は信じられないくらい高機能で私も使っています。

そして、このソフトには「オートマキシマイズ」という機能があり、上で書 いたようなL1に似たような機能があります。

簡単に音量を稼ぐことができるので、使ってみてはいかがでしょうか。

http://www.cycleof5th.com/


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リンク集

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